エコナセイカツ

シンプルライフ研究家マキが綴る、不要なものは持たない、不要な家事はやらない。日々シンプルライフ。

新刊「余分な手間はぜ~んぶカット! しない料理」発売のお知らせ

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11月3日に8冊目の著書「余分な手間はぜ~んぶカット! しない料理」が発売になります。

しないシリーズ第2弾!しない家事の料理版です。

しない家事」をお読みくださった方はご存知だと思いますが、しない家事といっても、本当に家事をしていないわけではなくて、ムダな家事していませんか?気づいてないだけでやらなくていい家事はたくさんあります!といった内容でした。

しない料理も伝えたいことは同じです。本当に料理をしないわけじゃなくて、ムダな作業していませんか?余分な手間を省いて効率よく料理しましょう!といった内容です。


しない料理の「はじめに」にも書いたのですが、ワタシは本当に家事、特に料理が苦痛です。 美味しいものは大好きなんですが、じゃがいもの皮むきとかコゲついた鍋の洗い物とか、全部ひっくるめて料理と呼ぶなら、本当に大っ嫌いです!

あー、言っちゃった(笑)

新婚時代は冷蔵庫開けて、10秒は思考停止してました。そして、晩ごはんを作るための調理時間も45分〜1時間かかってました。

もう結婚して10年も経ったので、さすがに冷蔵庫開けてすぐ食材を取り出せるようになったし、調理時間も20〜30分に短縮されました。

これは料理に対する「慣れ」です。でも料理に対するモチベーションは今も上がらないし、10年経っても料理(主に皮むきや洗い物など)が好きになれませんでした。

自分でいうのもなんですが、この本はとても珍しいと思います。

たぶん料理本を出される方は、料理が得意で大好きな方がほとんどです。仮に料理が苦手な読者さんがいても、料理を好きになってもらいたい、作る時間も楽しんでもらいたいと願いを込めてつくっているはずなんです。

でも「しない料理」は、著者がそもそも料理が苦痛だと思っているところが違うんです。

なので、この本にフォトジェニックな素敵感は一切なくて、ものすごいレベルが低いというか、料理が苦痛でしかたない人がレシピ本を読む前に読むような内容です。

料理初心者の方って、いきなりレシピ本を買っちゃう傾向にあるんですよね。 苦手なワタシのような人からすると、レシピ本ってものすごく難しいことが書いてあると思っていて、新婚時代は「出汁」という漢字すら読めないほど、料理に対して無知でした。

レシピ本は手順が当たり前のように書いてあるのですが、ワタシにとっては暗号のようで全く頭に入ってこないんです。作ったことないものを文字だけで想像させるってすごくハードルが高いわけです。

だから、この本では料理嫌いなワタシが、いかに「めんどう」を省いて料理をしているか!という内容です。

ワタシの料理スタンスは、切らない、量らない、味つけをしない、献立を考えないので、この本に気のきいたレシピはほぼありません。

こんな考え方をすれば、もっと料理がラクになるんだというお話を写真いっぱい使ってお伝えしています。

まず、料理をラクするには食材の選び方からはじまって、調理工程が少なくて、まな板や包丁などの洗い物をなるべく増やさないものを買うことだと思っています。

例えば、トマトとミニトマトだったらどちらを選びますか?

ワタシはミニトマトを選びます。厳密に言ったら味は違いますが、素人のワタシにとったら使い方は一緒。だったら洗ってそのまま食べられるミニトマトを選びたい。だってトマトを食べるときはまな板と包丁を使わなければいけないから。洗い物が増えますし。 その洗い物が増えるリスクを負ってまでトマトを食べる勇気がないんです。

すごくちっぽけなことなのかもしれないけど、ワタシがこのスタンスだから、美味しさを追求できる料理家さんとは考え方と行きつく先が違うのです。

ミニトマトはアレンジせずにそのまま食べればいいと思っています。

毎日料理をするならなるべく自分に負担がないような方法がいい、その工夫をたくさん紹介しています。

はじめに全文まま

私は、家事も料理も、好きではありません。

特に料理はとっても複雑で家事の中でも最高に難しいと思うのです。 ましてや、せっかく時間をかけて作っても、食べるのは一瞬なのもつらい。

子育てと仕事に精いっぱいの毎日だから、料理全般をアウトソーシングしたいとも思いますが、 顔の見えない人が作るごはんを大切な家族に食べさせるほど薄情ではない私がいます。

なぜなら、手作りのごはんは、作る人の「愛情」が入っているという事実を知っているから。

農家生まれの私は、食卓に座れば野菜たっぷりのできたてごはんが当たり前のように出てくる家庭で育ちました。

だから、私の舌はとても肥えてしまっているのです。 レトルトが美味しくない。添加物の味がわかってしまう。外食やお惣菜が続くと体調がコントロールできなくなります。

母は私に毎日毎日食事を作ることで、「いいもの」「悪いもの」がわかる舌と、健康な身体を与えてくれました。

そして今、妻となり母となり、今度は私が「愛情と健康」を家族に提供する番になったのですが、どうしても料理が好きになれません。

母のようなていねいな料理はハードルが高すぎるし、スマホでレシピ検索するもの眉間にシワがよってしまう。レシピ本の文字を読むのすら、頭に入ってこないのです…。

だから私は、覚えられるぐらい簡単な材料で、それなりに自分が満足できる料理を追求しました。

料理が嫌いだからこそ、「自分のキャパを超える料理はあきらめよう」と自分を許しました。

ひとつだけ、子どもたちに「ママは、私のために毎日ごはんを作ってくれた」という記憶が残せればそれでいい、と決めたらフッと肩の荷がおりました。

この本は、料理がもっと上手になりたいとか、お家でもレストランのような美味しいものが食べたいとか、そんな高みを目指している人のための料理本ではありません。

料理が好き・得意な人がいるように、私と同じ料理が嫌い・苦手だと思っている人も少なからずいると思っています。

だからこそ、料理が苦手な人が、苦痛じゃなくなるような、マイナスな気持ちがせめてゼロになるような本を作りたいと心の底から思いました。

だって「料理はもっとラクでいい」と気づいたから。

ご予約はじまりました。

1点注意していただきたいのは、料理が好きな方、美味しいものを食べたい方、マンネリを解消したい方、主婦歴の長い方にはつまらなすぎる内容なので、買う必要はないと思います!

また後日、本の中身を詳しくご紹介させていただきますね!

どうぞよろしくお願いします。